「君の名は。」
2021年 07月 10日
2016年8月26日公開監督:深海誠
田舎町に住む女子高校生・三葉と、東京の男子高校生・瀧。夢だと思っていた入れ替わりの現象が現実に起こっているものだと気付き、戸惑いながらも受け入れ始める二人。入れ替わっていた時の出来事をメモで伝えあうことで日々を過ごし、やがて二人は打ち解けていきましたが、ある日突然入れ替わりの現象が途切れます。そこで瀧は直接三葉に会う為に彼女の住む町を探し当てますが、そこには意外な現実が待っていました。
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公開当時大ヒットしたこの映画を今になって見ている私(笑)若者達の入れ替わりストーリーで、なんだかんだで二人は恋人同士になってハッピーエンドな物語なんだろうなと勝手に想像していました。ある意味間違ってはいない予想だったけど、その過程には意外な事実があってちょっと驚いています。
突然他人の身体に心が入ってしまった状態で見知らぬ生活を送ることになった二人。でもそれはずっとというわけではなく、週に数回の不定期現象。それでもなんとかその生活を乗り切る術を身につけた頃、突然入れ替わり現象が途切れました。入れ替わっている時の記憶は戻ると曖昧になってしまうのですが、微かな記憶を頼りに三葉を探しに出かけた瀧が出会ったのは思いがけない現実でした。
時間軸がかかわってくると私はちょっと苦手(^^;)繋がりを理解するのに苦労しちゃいます。同じ時間を生きているわけではなかったんだな・・・。三葉と瀧を繋いでいたものってなんだったんだろうな~と、実は今だに思ってます。結局歴史を変えちゃったのではないかと思うけど、ハッピーエンドの方が良いので個人的には良しかな。お互いを好きで忘れたくないのに、勝手に記憶から消えていく相手の名前。記憶が消えても感情は残っているのでよけいに切なかったです。
作品としては映像がとても綺麗でした。特に千年ぶりとなる彗星の来訪を描いた風景はとても綺麗で幻想的です。まさかその彗星がキーになっているとは思わなかったけど。
音楽担当はRADWIMPS。この映画と同時にヒットした「前前前世」は私ももちろん聞いたことがありますし結構好き。が、映画の中でこの曲を聞いた記憶がない(笑)あんなに印象的なフレーズの曲なのにどこで記憶が抜け落ちてしまったんだろう。ただ、RADWINPSがどうこうではありませんが、普通にアニメーション的な音楽をつけた方が良かったのではないかと個人的には思います。
by tsukiho928
| 2021-07-10 23:59
| DVD(映画)
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